大学受験で合格できる勉強法

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数学


数学は、論理的思考力が非常に重要です。一方で数学は暗記科目であり 、とき方を暗記するのがよい学習法だという考え方があります。巷によくある勉強法について書いた著書などでよく、この数学は 暗記すればよいという考え方が紹介されているようです。私もこの考え方におおかた賛成なんですが、 「暗記」という言葉に多少語弊があるのではと感じてしまいます。 「暗記」という言葉からは、浅い理解でいいから覚えてしまえばいいというニュアンスを感じないでしょうか?

数学が得意な人は、難しい問題でも、解き方のはじめから最後まで解き方のイメージができた上で 解いています。ここで重要なのは発想力・論理的思考力です。 この発想力や論理的思考力をつけるにはどうしたらいいのでしょうか?

問題を深く理解することが大切

一つの問題を解いたら、なんとなく解き方を覚えるだけでは力はついてきません。 一つの問題について何回も、多角的に、頭の中でぐるぐると考えてみてください。 そうやって理解を深めることによって自然と発想力・論理的思考力がついてきます。

数学は他の教科と比べてはるかに深い理解が必要です。この点が、他の教科の「暗記」とは大きく違う点です。

同じ問題を何度も解く

数学では「確実に身につくように何回も思考過程を見直す」ことが重要です。また、効率のよい数学勉強の仕方として、 基礎知識を身につけた後は、多少むずかしめの問題に着手することがお薦めです。 特に、解答が長くなってしまうような複雑な問題を多く解くとよいと思います。 そういった問題を解くのは大変かもしれません。 しかし、一つの問題に2時間3時間かけてしまってもかまいません。 そういった難問は1問解けるようになっただけで網羅できる知識の範囲が広いため、 そうやってゆっくりと深く勉強していくことが、結果的に効率のよい勉強につながります。

数学は「教科書レベル≒受験レベル」

数学では、高校の教科書の巻末に載っている問題と、入試で出題される問題にそれほど大きな差がないのが特徴です。 数学は、教科書に載っている程度のレベルの問題をきっちり解けるようになれば、 一部の難関大学を除けばだいたい対応できます。 逆に言えば、それだけ教科書で扱われている内容が難しいのだとも言えます。 ですから、教科書に載っている問題が難しくてつらいと思っている人も、悲観する必要はありません。 あなたが教科書で習っている内容は、受験で即通用するほど難しい内容なのです。 むしろ、教科書の内容がきっちり理解できるようになったら大いに自信を持って大丈夫です。

数学は最も合格を左右する教科です

入試本番では、数学の出来が合否に大きく影響してきます。 教科ごとの配点によって状況は違いますが、もし全教科同じ配点だとしたら、 数学は間違いなく一番合否に影響する教科だといえます。
それは「標準偏差」が大きいからです。標準偏差とは何か?の説明はここでは割愛しますが、 簡単に言うと、数学は出来る人と出来ない人が最も点差がつく教科なのです。 出来ない人は0点を取りやすく、出来る人は満点を取りやすいのが数学です。
ちなみに数学の逆で、点差がつきにくいのが国語、特に現代文です。 現代文は0点の人は少なく、出来る人でも満点は難しいです。

難関大学志望の人へ

数学の特徴は、問題数が少なく、1問あたりの配点が他の教科に比べて高いことです。 数学で取りこぼさないためには、苦手分野を無くすことです。 数学では正答者の多い問題、少ない問題がはっきりわかれます。 正答率80%以上の問題もあれば、20%以下の問題もあります。 合格のポイントは正答率の高い問題をいかにとりこぼさないか です。

正答率の高い問題が自分の苦手分野で解けなかったとしたら、 その点数を他で取り返すのは至難の業です。
数学の得点を伸ばすためには、得意分野を伸ばすことも大切ですが、苦手分野の克服をより優先すべきだと思います。

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