勉強する環境について
受験勉強とは、非常に地味な作業を必要とするもので、一つ一つ確実に身につけていく他ありません。
そんな中でも、少しでも早く成績を上げたいという思いがある人は多いことでしょう。
まずは自分の学習する環境について考え直すのもよいかと思います。
ここでいう環境とは以下3点のことです。
1,勉強しやすい時間
2,勉強しやすい場所
3,継続的に勉強できる精神
1,勉強しやすい時間
まず、みなさんもよく耳にすることが多いでしょう。
『人間、午前中が最も頭が働くのです』。
もっと厳密にいうと、午前中は起きたばかりで頭が非常にリフレッシュされた状態です。
そのため、インスピレーションがよく働き、勉強をしているといろいろな「気付き」がよくある時間帯のはずです。
午後になると、少し脳に疲労がたまり、発想力は少し落ちてきます。変わりに論理的に考える力が、目覚めて間もない時間よりも
よく働くようになります。
私はこれを利用して、一日中時間があるときは午前中は英単語暗記や地歴社会などの暗記物を中心にやり、午後はじっくり考えることが必要な
数学などをやっていました。
あと、時間に関連することで重要なことが一つあります。睡眠はしっかりとってください。 人間は寝ている時に頭の中を整理するようになっています。経験がある人もいるかもしれませんが、一夜漬けは、 勉強したことをその次の日まで覚えていることはできますが、その後一気に忘れてしまいます。これは睡眠を適切にとっていないからです。 何度も書いていますが、『受験勉強では大学入試当日に勉強したことが頭に入ってないといけないのです!』 そのためには、睡眠をとって頭の中を整理することが絶対に必要です。したがって、睡眠を削って勉強するのは受験勉強には全く向いていません。 忙しい人も多いかと思いますが、ここは睡眠がいかに大切さかしっかり認識してほしいと思います。
2,勉強しやすい場所
次に勉強しやすい場所についてです。私自身、大学を受験する際に塾・予備校・家庭教師などは全く使っていなかったので、そのことについてあまり細かいことは ここでは書くことができませんが、集中できる場所であればどこでも構わないと思います。 ただ、少なくとも言えることとしては、ながら勉強は絶対にやめましょう。時間の無駄です。テレビを見ながら勉強するぐらいなら テレビだけを見たほうがまだ有意義です。ラジオ、音楽も極力避けましょう。但し環境の問題で、雑音が多くて集中するのが難しいようだったら 音楽は悪くないかもしれません。
3,継続的に勉強できる精神
勉強はつらいものと思ってる人が多いと思います。はっきりいってそのとおりだと思います。
そればかりか、受験が終わってからも、人生つらいことは山のようにあります。
そこで大事なのは、つらいことの中で楽しみを見つける能力です。
世の中、受験勉強を心の底から楽しいと思ってる人などほとんどいないでしょう。
私も勉強は大変つらいものと感じていました。ただその中で、ただつらいだけでなく、
中には面白いことも結構あるものだと感じられるかどうかが勝負なのです。
長期間つらいことに負けず、前向きに頑張っている人というのは、多かれ少なかれ楽しみを感じながらやっていると思います。
「これだけ頑張ったから少し成績が伸びた」とか「苦手科目が少しできるようになってうれしい」といった風に
勉強の面白さを感じながらできるようになってほしいと思います。
そして『つらいことの中で楽しみを見つけられる能力』というのは、人生を幸せに送れるかどうかまで変えてしまうほど大事なことだと思っています。
もしあなたが今までこういったことを考える機会が無かったとしたら、是非この機会につらさの中で楽しさを見つけることを考えてみてはどうでしょうか。
受験は長丁場です。結果はすぐに出るものではありませんが、前向きにがんばっていきましょう!